ブログ0924

装い ≪ おこぼ と 下駄 と 草履 ≫

おおきに、ミャーコどす。

芸舞妓さんの違いは一口にはいえんほどようけありますけど、お履き物にも大きい違いがあります。

舞妓さんは、高さ10センチほどの《 おこぼ 》とよばれるお履き物。これは有名どっしゃろ? 《 舞妓さん = おこぼ 》のイメージありますさかいに。

こちらのおこぼ、舞妓さんが常々履かれる高さよりも少し低めのもんもあるんどす。
こちらは、見習いさんが履かはります。舞妓さんにではる前の一か月ほどの間に、おこぼで歩くことも慣れてもらわなあきまへんし。まずは、低めからの練習どす。

それと、出たてさんのおこぼには、鈴がはいってます。歩くたんびに、石畳に鈴の音… 花街ならではの音色どす。

芸妓さんは、下駄を履かれます。
おこぼで慣れたはりましたさかいに、芸妓さんになってだらりの帯やらおこぼから解放されはると、ものすご身軽に感じはるそうどす。一口に下駄といっても、歯の形状が違ったり、上面が畳敷きになっているものやらいろいろとあります。大きい芸妓さんは、下駄よりも草履の機会が多くならはるようどすけど…

芸妓さんの下駄は、襟かえしはってしばらくは畳表のものを履かはることが多いようどすけど、これがまた慣れるまでは畳で足袋が滑りやすうて難儀なんやそうどす。

凛として花街を歩いたはる芸舞妓さんどすけど、お履き物ひとつとっても、そのお姿からは想像できひんご苦労がおありなんどすなぁ…

そやけど、ホテルのパーティなどの芸舞妓さんや、お写真みますと、案外お草履はいてはるお姿もお見かけします。

お茶屋さんやお料理屋さんなどのお座敷へは、お天気が悪うなかったら、下駄やおこぼ履いて出かけはりますけど、重とうて床など傷ついたりすることもあるんで、ホテルやホールでのお仕事・会館やらお舞台いかはる時・乗り物のらはるときなどは、お草履になります。

ちょっと余談どすけど新年の始業式と8月の八朔の行事のときのご挨拶周り… 甲部さんではどちらも黒紋付きのお姿どすけど、始業式のときは歌舞練場へ一旦お集まりやしてからの式後のご挨拶周りやさかい、皆さんお草履どす。そやけど八朔のときには、置屋さんから出発して直接ご挨拶周りしはるんで、おこぼ履いたはるんどす。

どうぞ、よろしゅうに。

Pinterst share

Pinterest

Visit GeishaJapan's profile on Pinterest.

  • 月刊京の舞妓さん
  • 舞妓倶楽部 はんなりだより