ブログ20141224

装い ≪ そんなり姿 ≫

おおきに、ミャーコどす。

12月13日に各花街でおこなわれます『 事始め 』のお着物姿を『 そんなり 』とFacebookで書かしてもうてました。
そんなり、という名前のお着物ですか? と聞いておくれやしたお方がおいでどすさかい、ちょっとそのあたりのお話を…

こちらのお写真の左側の舞妓さんは、お座敷にお仕事にいかれるときのお衣裳姿どす。そして、右側の舞妓さんは、『そんなり』姿となるんどす。

裾のほうまで映ってまへんので、ちょっとわかりにくいかもしれまへんけど…
普段お座敷にあがられるお衣裳は、『 お引きずり 』いうて、お座敷などで裾を引きながらの丈のお着物になります。そやさかい、お座敷に向かわれるときには、着物の褄を持って歩かれるお姿になるんどす。その『 お引きずり 』を着はるときには、必ずお顔も白塗りのお化粧で、舞妓さんは結い髪、芸妓さんなら鬘をかぶらはります。

わかりやすう言いますと、その反対が『 そんなり 』ということになります。
お顔は白塗りはしはらんと、普通の薄化粧、舞妓さんは同じ結い髪がほとんどどすけど、髪結いさんの都合やらその日の都合で結い髪ほどいて後ろにひきつめはることも許されます。芸妓さんは、鬘はかぶらんと、洋髪にセットした髪型になります。

お着物は、裾引きやのうて、一般の方々が着はるのと同じようなお着物どす。ただ舞妓さんのお着物には、小さいお子さんが着はるお着物のように肩あげがされてますけど。

そやけど、一口に『 そんなり 』いうても、そのTPOに合してお着物はちゃんと選ばはります。お師匠さんやお世話になった方へのご挨拶、お客様とのご飯食べ、舞妓さん同士でのお出かけ、お稽古へいかはるとき、それぞれに失礼のないようきちんと着せてもうたはります。

芸妓さんに関しては、大きいお姉さんにならはると鬘かぶらはることも少のうなりますし、襟かえしはって間もない芸妓さんにしても一概には言えしまへんけど…

舞妓さんに関していえる一番のお衣裳姿とそんなり姿の違いは、どんなに上等なお着物でのそんなり姿でも、そのお姿でお座敷にはあがらはることはないんどす。

いろんなしきたりがあっての花街どす。
どうぞ、よろしゅうに。

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