ブログ03082015

生活 ≪ タダ働きやおへんぇ… ≫

おおきに、ミャーコどす。

・舞妓さんは、いくらぐらいお給料もらわれているのですか?

・舞妓さんは、お給料がないと聞きますが、タダ働きをさせられているのですか?

ときどき、上記のようなご質問をいただくことがあるんどす。
単純にお答えだけ作りますと…

・舞妓さんはお給料はもろたはりません。

・タダ働きさせられたはるわけではあらしまへん。

ちょっと誤解のないようお話さしてもらいましょ。

厳密にお話しますと、舞妓さんという括りやのうて、置屋さんにおせわになったはる間、どす。
舞妓さんのデビュー前の仕込みさんも、襟かえ後でまだ置屋さんにお世話になったはります自前さんにならはる前の芸妓さんも、お給料という形は発生してはらしまへん。

舞妓さんになりたいと花街に入らはる娘さんは、最低限の自分の洋服などの荷物だけをカバンに詰め込んで置屋さんにお世話にならはります。花街に入るためのお金やら、置屋さんへ下宿代なども必要ないんどす。

置屋さん側のお話をさしてもらいますと、
一人の娘さんを預からはることになりますと、住み込みにかかる諸経費、食費や光熱費、生活するにともなう諸々の雑費、置屋さんでのタオルやバスタオルなどなど、全てを置屋さんが面倒みてくりゃはります。

また、仕込みさん時代からのお稽古、これは舞だけやのうて、お茶や鳴り物など、いろいろとあるんどすけど、それにまつわるお月謝の全ても置屋さんが負担してくりゃはるんどす。

ハレて舞妓さん、そして芸妓さんにならはってお舞台にたたはるようになりますと、お舞台にださしてもらう出演料やら、お師匠さんへのお礼なども発生しますさかい、そちらのお金も…となります。

もちろん、毎日のお仕事での着付けや髪結いさんにかかるお金も、お衣裳、宝飾品の準備、維持費、購入なども全て、置屋さんが段取りしてくりゃはるということどす。

そやさかい、仕込みさんにはいらはってから自前さんになって置屋さんを出はるまでの間は年季とよばれ、お仕事でのお給料という形ではなく、それぞれの置屋さんのお母さんからおこずかいをもらわはる形になります。

単に、お給料がもらえんと、タダ働きさせられたはる… とはワケが違うんわかってもらえますやろか?
もし、途中で花街を去らはる娘さんがいはると、今まで面倒みてきはった置屋さん的には… ということになってしまわはります。

舞妓さんになりたい、花街に入りたいと考えたはる娘さん方、そのあたりのこともどうぞ肝に銘じて、自分のすすまはる道、考えてみておくれやす。

どうぞ、よろしゅうに。

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