ブログ02242015

装い ≪ 割れしのぶ からの出発 ≫

おおきに、ミャーコどす。

来月の上七軒さんの北野をどりを皮切りに、祇園東さんをのぞく四花街では、春のをどりが開催されます。その春のをどりを目の前にひかえた二月、三月は、舞妓さんにならはる『お店だし』や舞妓さんから芸妓さんにならはる『襟かえ』がおこなわれる時期でもあるんどす。

こちらのお写真・左側は、舞妓さんにならはる『お店だし』の日に、舞妓として初めて結わはった『割れしのぶ』の結い髪どす。ハレのお祝いの日に、その置屋さんに代々受け継がれてきている鼈甲の簪を挿さしてもうて、初々しい舞妓さん姿、ドキドキしたはるお気持ちがこちらまで伝わってきそうどす。

そして、お写真・右側は、舞妓さんから芸妓さんにならはる『襟かえ』前の10日間あまりだけ結わはる『先笄 (さっこう)』とよばれる舞妓さん最後の結い髪… 芸妓さんにならはりますと、鬘になりますさかいに、地毛で結わはる最後の結い髪になります。

これからの芸妓さんにならはる決意、今まで舞妓さんとしてきばってきはった誇り、無事舞妓さんを卒業する安堵感、寂しさ、いろんなお気持ちが交錯した憂いのある表情なように思います。

花街の門をたたかはった娘さん、仕込みさんとしてきばってきはって… それでも、皆が皆、初々しい割れしのぶを結うてお店だしをできはるとは限らへんのどす。いろんな理由で、花街を去らはる仕込みさんもようけいてはります。

また、お店だしをして舞妓さんとしてデビューしはっても、皆が皆、先笄を結えはるわけではあらしまへん。この先笄を結わはるまでには、どれだけの涙を流して、どれだけの努力をされてきはったことか… へこたれへん強いお気持ちをもって、お師匠さん、お母さんや姉さん方についてきばってきはったことか…

春のお舞台、お茶席などでは、新米舞妓ちゃん、そして、ちょっと大人っぽくならはった新米の芸妓さん方を拝見できることや思います。みなさん、あんじょうきばっておくれやす。

どうぞ、よろしゅうに。

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