ブログ0808

生活 ≪ 感謝の気持ち … 礼を尽くす ≫

こないだのお一日(おついたち)は、八朔どしたさかいに、
どこの花街のえらいお人やったことともいます。

日頃おせわになったはるお師匠さんやお茶屋さんやらお料理屋さんやらにご挨拶にまわらはることで有名な一日どすけど…

芸舞妓さん方は、この日にかぎらずに毎月、1日と15日には、必ずご挨拶周りしはるんどすえ。置屋さんによっては、この1日と15日には必ずお赤飯を炊かはるお家もあります。

仕込みさんとして修行に入らはったその日から、感謝の気持ちをもって礼を尽くす大切さを教えられはります。仕込みさんは、知ってるお姉さん、おかあさん方だけやのうて、ほんまに道ですれ違う人がいはる度に立ち止ってご挨拶をする習慣をつけていかはることになります。
ある芸妓さんのお話では、『 花街では、99の礼よりも、1の無礼が語られてしまうんどす… そやから、電信柱みてもお辞儀しなあかんえ、と昔よう言われましたわ。』と。

そして舞妓さんにではったその日から、花街の一員としての生活がはじまり、お世話になっている置屋さんの中だけの人間関係ではなくなります。花街で生活していかはる、お仕事をさしてもろていかはるということは、人とのお付き合い、人とのつながりが一気に広がるということどす。
そのなかで、感謝の気持ちをもたなあかんということを日々の生活から学ばはるんどすなぁ。そして、感謝の気持ちを持ってお仕事しはること、それをきちんと伝えることで、また、人のご縁が広がり、ご贔屓にしてもらえたり、お声かけてもらえたり…

また、月に2日間のご挨拶まわりだけやのうて、毎日のご挨拶もかかさはらしまへん。
昨日よんでもらわはったお茶屋さんには、『 昨日はおおきに 』
今日よんでもらわはるお茶屋さんには、『 おたのもうします 』

置屋さんで生活したはりますし、○○の舞妓さん、○○の芸妓さんといわれはりますけど、やはり芸舞妓さん個人個人が、皆さんにかわいがってもらえはるよう成長していかはることが一番大切なことなんや思います。そしてその根本は、花街のなかで身につけていかはる 感謝の気持ちをもって礼を尽くす大切さ があるんやと思います。それが大層やなく自然にできはるようになるということが、花街の女性になっていかはることや思います。

これは花街の世界だけのお話やのうて、現代社会でも大切なことのように思います。
どうぞ、よろしゅうに。

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