ブログ0824

花街 ≪ 芸舞妓さんの移動 ≫

おおきに、ミャーコどす。

この夏、芸舞妓さん方はいろいろなイベントに、お座敷以外にも出張などおしやしてきばったはります。京都駅やらでも芸舞妓さん方をお見かけすることもあります。地方への出張やと新幹線や飛行機にのらはることもあるんどすけど、お衣裳での移動のとき、晴れてても雨コート着たはります。

ウチはてっきりお衣裳が汚れたらあかんしやとおもてたんどすけど、ほかのお客様がいはるのに長い帯などで邪魔したらあきまへんし、お衣裳着てるしと気ぃつかわしたらあかんし、という理由があるらしいんどす。

もちろん、市内各所でのお座敷やら、近場のお料理屋さんなどにもお仕事へ出かけはります。そら、いつも遠いとこへ出かけはるわけではあらしまへんし。そのなかで花街によって多少の違いはあるようどすけど、お衣裳着てお仕事いかはるとき、ちょっとした暗黙の了解のようなものがございます。

自分とこの花街のなかでの移動は、普段のお座敷いかはるのは歩いていかはるのが常どす。花街を足早に歩いたはるお姿、見かけはったことございませんやろか? また花街のなかで、置屋さんからはちょっと離れてるお座敷へいかはるときでも、歩いていかはることも多いようどす。
そやけど、自分とこの花街から出てのお料理屋さんなどにお衣裳でいかはるとき、置屋さんから徒歩数分のとこへでもタクシーで移動しはるんどす。

昔はタクシーなどはあらしまへんけど、どんな近いとこへのお座敷やらにでかけはるときにも、花街からでなあかんときには、必ずお迎えの方をよこさはったそうどす。

もちろん花街のなかでは花街の皆さんで守る、一歩ではるときには安全面でも最大に注意をはらう態勢… そんな思いもありの暗黙の了解として受け継がれてきたことやと思いますけど、もう一つの思いもあるようどす。

自分とこの花街、花街から一歩でもではると別の社会…

花街の女性として生活していかはる芸舞妓さん方にとって、一つのけじめとして受け継がれてきたことでもあるようどす。
どうぞ、よろしゅうに。

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