ブログ20141208

祭事 ≪ 顔見世総見 … 南座では ≫

おおきに、ミャーコどす。

12月初めの1週間ほどの間に、京都南座への顔見世総見が各花街でおこなわれるんどす。
そのときのお衣裳のお話は、先日メルマガのほうでもお話さしてもらいました。
今回のお話は、その総見の日、南座館内でのお話どす。

総見当日は、お舞台にむかって両サイドにあります桟敷席に芸舞妓さん方が座られ、お師匠さんやら女将さん、お母さんやらの花街の関係者の方々は観客席に座られます。

その花街の芸舞妓さんの人数の加減などで、若干違いはあるんどすけど、祇園甲部さんやらの日では、お舞台に向かって右が舞妓さん、お舞台に向かって左が芸妓さん。

そやけど、早いもん順や、好きに座らはるんちがうんどすえ。
ちゃんと座る順番も… お舞台に近い方から小さい舞妓さんや芸妓さんから座らはると決まってます。

顔見世総見一年目の舞妓さんやらは、えらい緊張しゃはるそうどす。そら、夜にお座敷でしかお会いしたことのない役者さんやら、ポスターやテレビでしかお会いしたことのない役者さんが、目の前ですばらしい歌舞伎のお舞台を演じたはるわけどすし。

ただ、映画館でみる好みの映画とかやのうて、歌舞伎はえらい難しおすし…。
ほとんどの舞妓さんが、その年齢で歌舞伎なんて今まで観たことのない娘さんどす。
長時間のお舞台、凝視して…やなんて、なかなか試練の技のようどす。

一方、役者さんのほうは、お舞台から桟敷席はよう見えはるんやとか。
ちょっとでもウトウトと舟漕いだりしはりますと、お舞台からは役者さん、客席からは同じ街のお師匠さん方や女将さん、お母さん方から、むかえの桟敷からは姉さん方にも丸見えどすし。

この日は、舞妓さん方のお座敷籠のなかには、はっかの飴ちゃんが必需品のようどす。眠とうなってしもたら、そっとお口に忍ばせて… 
舞妓さんお隣同士でも、『 ウトウトしてしもてたら起こしてや!』 と、お互いに助け合いの精神で挑まはる日でもあるようどす。

お昼ごはんは、幕間の決められたお時間内に済まさはります。
南座近くのお蕎麦屋さんやら鰻屋さんやらにあらかじめ予約しておかはりますさかいに、一斉に煌びやかなお衣裳の芸舞妓さん方が移動しはる光景も、総見ならではどす…。

そのお昼にみかけるときには、結い髪にゆれるまねきの簪にお名前が入れられてたり… お一人だけ入っていたり… 役者さんも芸舞妓さん方もお忙しおすけど、師走ならではの一日どす。

どうぞ、よろしゅうに。

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