ブログ0308

知識 おおきに…

おおきに、ミャーコどす。
今日お話さしてもらいますんは、ウチがいつもつかわしてもうてます
『 おおきに 』。

この言葉、「ありがとうございます」の意味ではよう知られてます。
ウチも、「いつもご贔屓にのぞいてもろてありがとうございます」の感謝の気持ちをこめて… 
よう考えますとたった4文字にえらいようけの気持ち詰めてますわ(笑)

そやけどこの言葉、芸舞妓さんがつかわはると、えらい奥が深なります。

いつもお世話になってる人にお会いしはって「いつもおおきに」
昨夜お座敷によんでもろた先の女将さんにお会いして「おかあさん、昨日はおおきに」
こちらは、感謝の気持ちをこめてのありがとうの意味合いどすなぁ。

では…
お客様にお食事に誘ってもろて「おおきに」

この『おおきに』、ちょっとニュアンスが違うんわからはりますか?
たぶん、この芸舞妓さんはお食事にはご一緒しはらへんと思いますわ。

もしもOKなら、「おおきに、お母さんにきいてみます?」「おおきに、いつがよろしおす?」とお返事したはると思うんどす。
この『おおきに』は、これからのお付き合いにもひびかへんよう、

誘ってくりゃはったお方が嫌な思いしはらへんよう、「折角どすが…誘ってくりゃはったことはうれしおす」の4文字なんどっしゃろね。

主語や目的語ものうて、話の核心にはふれない4文字…
芸舞妓さんとお話しはるときには、無粋なお人やいわれんようにカンをはたらかさんとあきまへん。
そやけど、これも相手を傷つけへん花街流のおもてなし。

どうぞ、よろしゅうに。

Pinterst share

Pinterest

Visit GeishaJapan's profile on Pinterest.

  • 月刊京の舞妓さん
  • 舞妓倶楽部 はんなりだより