ブログ0608

生活 ≪ 夏のしつらえ ≫

おおきに、ミャーコどす。

舞妓さんの着たはりますお衣裳の絵柄も初夏を思わせるもんになってきはりました。たわわに咲いている紫陽花の簪に、一足早く夏を感じさせる朝顔のお衣裳…舞妓さんを眺めて季節を感じることができるなんて、ほんま幸せなことどす。

この季節、世間でも衣替えしはりますけど、花街のお茶屋さんなどでは、もう一つのこの時期の大仕事、建具替えの季節でもあるんどす。

 

お座敷の障子や襖をすだれやら葦(よし)でできています葦障子に替えはります。よう、時代劇やらでも見かけはったことおへんやろか… 

そして畳には、籐のむしろや網代(あじろ)を敷かはります。

お座敷などに活けはるお花の器も涼をかんじるものやら、籠やらに。そしてもちろん、屏風や掛け軸も夏に向けて考えられています。

なんや、今日のお話はあんまり舞妓さんやらには関係ないお話のようどすけど、この夏のしつらえなどのお話は、なかなかインターネットやら舞妓さんになるために調べはる本にも載ってへんことなんどす。花街に仕込みさんに入らはって、お家の人のお手伝いしながら、身をもって体感しはる大事な季節感なんどす。

エアコンのスイッチ一つで涼をとるんやない、昔からの伝統を守りながらの涼のとり方、夏の暑い時期のお客さまへのおもてなしの心を身につけていかはるんどす。そのうえで、お客様に対してのうちわの仰ぎ方なども、お姉さん方や女将さん、お母さんをみながら覚えていかはるんどす。

なかなか普段生活さしてもうてるなかでは、温度計ばかりが気になってしもて、目で涼をとるなんてこと忘れてしまいがちどすけど… ここ花街ではしっかりと受け継がれてるんどすなぁ。

ちょっとここだけの話どすけど、籐の敷き物はひんやりと涼しおすし、夏やなぁ〜と雰囲気満点なんどすけど、出たてさんの舞妓ちゃんにとっては、難儀なこともあるんどすえ。

足袋を履いて歩かはると、普段の畳よりも滑りやすいんどすわ。お客様にお料理運ばはるときは、親指に力入れて、そら気ぃいれて歩いたはります(笑)内緒の話どすぇ…

どうぞ、よろしゅうに。

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