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名所 花街の師走をつげる…『福玉』

本日は、師走の花街ならではのご紹介です。

この時期、南座界隈を歩いておりますと、ひと際目をひく一角がございます。
四条縄手にあります福栄堂さんです。

店内の天井からは、所狭しとたわわに紅白の福玉が吊るされているのです。

京都案内処~舞妓倶楽部 Official Blog~-福栄堂1

福玉とは、
芸舞妓さんがお茶屋さんなどに、年末のご挨拶まわりをされる時に、
「お疲れさんでした。来年もおきばりやす。」の意味をこめて、
女将さんや、ご贔屓のお客様が渡されるものです。

本来ならば、こちらの福玉は、
除夜の鐘を聞きながら開けるという習わしがあるのですが、
最近は、地方出身の舞妓さんたちが多く、
お茶屋さん自体、年末年始はお休みにされるところがほとんどです。

ですので、年末の仕事納めの日や、年始のご挨拶のあたりに、
こちらの福玉をぶら下げて歩く愛らしい舞妓さんを見かけることもあるのです。

さて、気になるのが、中には何がはいっているの?ということですが…。

干支の置物や七福神、櫛や簪など見につけるもの、三味線などの鳴り物、
タンスや鏡台など、全てミニチュアの可愛らしい縁起小物が入っています。

来年も良い年になりますように…
福が来ますように…
べっぴんさんになりますように…
芸事が上達しますように…

などなど、いろいろな想いがこめられているようです。

京都案内処~舞妓倶楽部 Official Blog~-福玉1

最近では、一般の観光客の方も買われていくことが多いのですが、
一点、お気をつけいただきたいことがあるのです。

こちらの福玉は、最中の皮で作られておりますので、
少しの衝撃で割れてしまったり、小雨でもかかれば、溶けてきてしまったり…
とってもデリケートなものなのです。

最後になりましたが、こちらの福栄堂さんは、福玉屋さんではございません(笑)

おいしい和菓子屋さんなのですが、その中でも私のおススメは、
「祇園の月」でございます。

しっかりめのお餅が、あっさりとした餡で包まれておりまして、
小さなまんまるの形が、かわいらしくもあり、上品でもあり。
値段もお手頃なので、ちょっとした手土産などに重宝しております。

京都案内処~舞妓倶楽部 Official Blog~-祇園の月

こちらの方は、年間通して販売されておりますので、
是非一度、ご賞味くださいませ。

★★★★★
福栄堂 (ふくえいどう)

住  所:京都市東山区祇園四条縄手北西角
電  話:075-561-3078
営業時間:10:00~24:00 日祝-22:00
定休日 :無休
URL :http://www.fukuedo.jp/index.html
★★★★★

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